2003/09/11 MFER委員 MFER協力企業   平成15年度第1回MFER委員会 議事メモ  1.日時      平成15年9月8日(月) 13:00〜15:00   2.場所      東京国際フォーラム  ガス棟5F G504会議室  3.出席状況    @出席者一覧(20名)      委員:山内先生・堀川先生・岡島先生・渡邉先生・犀川先生・堤先生・         石原先生・八巻先生・田村氏(MS)・緒方氏(フクダ電子)・         中島氏(東芝医用システム社)・小山氏(横河電機)      企業:日本光電工業株式会社(松元氏・田中氏)         フクダ電子株式会(見沢氏・川本氏)         株式会社スズケン(竹内氏)         日本GEマルケットメディカルシステム(山本氏)      事務局:益田氏,磯貝    A欠席者(4名)      テルモ株式会社(加藤氏)      日本コーリン株式会社(須田氏)     日本光電工業株式会社(平井氏)      株式会社スズケン(横地氏)   4.内容    4.1 ご挨拶(山内委員長)       委員の先生方のご指導、企業のご協力・支援を頂き、「MFER実装心電計      試作機公開実験」の展示をすることができました。誠に有り難うございました。   今後は、利活用(導入)事例や学会誌等への投稿掲載など更なる普及活動      をして必要がある。    4.2 心電機器技術規格委員会の報告(堀川先生)       本会議の前に開催された標記委員会の報告があった。    4.3 MFER Holter心電図(日本光電工業 松元氏)       (1)レコーダの変遷        @テープ式レコーダ          a.デメリット            ・再現性              −走行むら              −ヘッドの磨耗              −再生器との組み合わせ(Analog/Digital)            ・周波数特性              −0.2〜35Hz±3db          b.メリット              ・メーカ間の互換性がある              −32Hz同期信号により波形データの読込みが可能        A半導体式レコーダ          a.メリット            ・再現性             −再生誤差がない(Digital化)            ・周波数特性             −0.05〜40Hz               周波数の拡張が見込める          b.デメリット            ・メーカ間の互換性がない              −レコーダと同じメーカの再生器しか使用できない            ・汎用の2次処理プログラムが使用できない              (データ構造の公開/ツールが必要)       (2)電子化に向けて         ・紙レポートの保存スペース         ・レポートの画像データ(PDF等)化の限界         ・システム拡張の制限           −メーカ毎の再生器が必要            ※拡張性/再利用性の保証するために           共通化・汎用化 →MFERでの記述          ・波形データ          ・被検者によるイベント入力          ・体位変動等      (3)MFERで記述した場合のメリット         a.コスト面から          ・レコーダに依存しない再生器で運用可能 (設備投資削減)         b.2次処理が容易          ・表示の自由度(感度,表示サイズ等)          ・計測(PQ時間,QRS幅,QT時間等)          ・Digital Filter(サンプリング,周波数特性等)         c.患者紹介         d.電子カルテ      (4)今後の標準化作業として         ・運動負荷心電図         ・心電図モニタ         ・標準12誘導のアプリケーション追加           拡張誘導,小児心電図等           研究目的         ・心カテ検査           心内心電図等      (5)MFERを活用した心電図伝送の紹介(国立循環器病センター)        モバイル・テレメディスン         救急車で搬送しながら、心電波形や血圧・脈拍・体温・体重などの        バイタルデータをNTTドコモ「FOMA(フォーマ)」を使ってセンターへ送信        し、適切な処置と救急患者の受入れを行っている。心電波形の読影        処理にMFERを使用している。        4.4 医用波形標準化の状況 (フクダ電子 緒方氏)      (1)これまでの成果         ・規格書の英文化            医用波形記述規約 V1.01をベースとして作成した。         ・事例発表            医用波形標準化規約(MFER)と標準インターネットプラウザによる心電図伝送            (国立循環器病センター心臓血管内科 角地裕幸)         ・MFERデモ            各社データによるデモを2003/03第67回日本循環器学会総会・学術集会にて実施      (2)第20回日本心電学会学術集会での成果報告         ・協力企業3社によるMFERのデモ            (株)スズケン、日本光電工業(株)・フクダ電子(株)による、実際の組み込みデモを           展示ブースにて実施         ・今回デモの中身           1) システムでのMFER対応           2) 心電計からMFERデータ出力      (3)今年度の活動計画         ・ホルターデータの規格化         ・脳波・筋電図等医用波形データの標準化への取り組み           日本臨床神経生理学会へ協力を依頼し、委員の派遣をお願いした      (4)今年度の国内活動         ・第19回心電情報処理ワークショップ           http://home.catv.ne.jp/kk/jsce2003           日時:平成15年10月4日(土・午後)、5日(日・午前)           場所:スパウザ小田原           MFERとして緒方氏・松元氏・田村氏による報告を予定         ・第68回日本循環器学会総会・学術集会           http://www.congre.co.jp/jcs68/           会期:平成16年3月27(土)〜29日(月)           会場:東京国際フォーラム      (5)今年度の海外活動         ・ISO/HL7/IEEE/DICOM合同会議(4月28日〜5月2日 クリーブランド)           FDAXMLとMFERでの記述           同ビューア         ・CEN/ISO/MFER合同会議(5月15日〜5月17日 オスロ)           OpenECGとの会議              2004年4月2日 OpenECGとMFERの合同会議予定         ・ソウル大学           オスロ会議で説明           英文資料の提出         ・日米EU医薬品規制調和国際会議(ICH)対策           製薬協とQT測定データ収集         ・ISO/HL7/IEEE/DICOM合同会議(9月8日〜12日 メンフィス(米国テネシー))           FDAXMLへの対策         ・ISO/CEN/MFER合同会議、ISOWG合同会議(9月29日〜10月3日 オーフス(デンマーク))           実機デモ         ・HL7国際支部会議(10月16日〜17日 大邱)           MFER Tutorial         ・APAMI(10月20日〜22日 大邱)           MFER + HL7 V3    4.5 展示内容の紹介         ・MFER実装心電計試作機の展示をして頂いたフクダ電子株式会、日本光電工業株式会社、         株式会社スズケンの3社から展示内容について説明を頂いた。    4.6 次回の開催予定        ・第68回日本循環器学会総会・学術集会(H16/3/27〜3/29、東京国際フォーラム)                                                   以 上