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医用波形記述規約 Medical waveform Format Encoding Rules


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医用波形標準化記述規約(MFER:Medical waveform Format Encoding Rule)は心電図、脳波、呼吸波形など医用波形を相互利用するための標準規約です。医用波形は、HL7、DICOM、IEEE1073(ISO11073)などでも記述できますが、利用範囲は限られていたり、複雑な仕様を実装しなければなりません。MFERでは、もっと手軽に利用できるよう標準化を行ってきました。

MFER規約の基本方針は

  • 単純であること:手軽で安価に実装でき、またトラブルを防ぎ、検証を容易にするためには単純であるべきであると考えました
  • 医用波形にのみに特化し、患者情報の記述、メッセージ交換、データベース管理などはそれを得意とするシステムと容易に協調できることを前提にしました

  • 医用波形は検査、電子カルテなど治療、臨床で使用されるのみならず各種研究に利用できること。そのために

    • 過去のデータを容易にMFERに変換できて現在の治療に生かすことができる
    • 過去のデータベースをMFERに変換でき過去のデータを継続して利用できる
    • 現在使用している医用波形は、特殊な条件であっても全て記述できる
    • 将来新たに現れる波形も記述ができる

記述できる医用波形は

心電図

モニタ波形

(心電図、脳波以外)

脳波、筋電図

その他

標準12誘導心電図

ホルター心電図

ストレス心電図

ベクトル心電図

各種心内心電図

遅延心電図

各種体表面心電図

血圧波形、非観血血圧

呼吸、麻酔ガス波形

SpO2、脈波

心拍出量

(O)CRG

CTG

安静時脳波

睡眠脳波

周波数分析

誘発脳波

筋電図

脳死判定脳波

呼吸検査

ニスタモグラフ

ERG

心音

脈波

 

標準化を進めるにあたって、特にMFERでは常に以下のことを大切にしたいと考えています

  • MFER規約が排他的であってはならない

  • MFER規約が技術の進歩を阻害してはならない

  • MFER規約はそれぞれのシステムの特長を制限してはならない

  • MFER規約は広く利用されなければならない