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サンプリング属性とフレーム属性

MFERは、ディジタル化された医用波形と、その医用波形の配列を説明するためのヘッダで 構成されます(図4)。その基本特性は次の2つの要素で説明されます。

その一つは医用波形のディジタル化情報でサンプリング間隔T(または周波数)と解像度Rで記述します(図1)。

図1 サンプリング情報(属性)

もう一つの基本要素は、ディジタル化されたデータの並び(以下フレームといいます)の説明です。フレームは、データブロックというデータ単位と誘導などのチャネル、その繰り返し(シーケンス数といいます)の3つの要素で記述されます。

図2 フレーム情報(属性)

MFERの記述に際しては、全てでデフォルト値(初期値)が定められていて、最小の記述で医用波形を説明することができますので、 基本的な標準12誘導心電図や脳波などは極めて簡単に記述できます。


符号化ルール

ヘッダ部、波形データ部の全ては、タイプ(T)、データ長(L)、値(V)で記述されます。タイプはタグともいい、値が表現する内容を示します。データ長は値部(全体からタグおよびデータ長のオクテット数を除いた)のオクテット長を示します。値は種々の説明を記述することでヘッダ説明および波形データが記述されます。

図3 符号化ルール(TLV)

タグ(タイプ)(T) データ長(L) 値(内容)(V)

符号化ルールによって説明されるフレームのヘッダ部と波形の関係を図4に示します。標準12誘導心電図では、通常1つのフレーム記述できますが、より複雑な波形では複数のフレームを使って説明されることもあります。しかし、無用に複雑に記述することは避け、できるだけデフォルト値を生かして簡単に記述することは、トラブルを防ぐ上で重要なことです。

図4 データ記述例