拡張規約
MWF_PRE(40) プリアンブル
ファイルなどの先頭に記述します
MWF_PRE 0x20 MFR Standard 12 leads ECG
"@ MFR Standard12 leads ECG "
というように記述します
MWF_MAN |
データ長 |
デフォルト値 |
備考 |
重複定義 |
64 |
40 |
4 |
固定 |
"MFR
" |
先頭で記述 |
48 |
28文字 |
MWF_EVT(41) イベント
医用波形を記録する際に発生した各種イベントや心室性期外収縮などの波形アノーテーション、所見名などの記述を行います
MWF_EVT |
データ長 |
デフォルト値 |
記述範囲・備考 |
重複定義 |
65 |
41h |
イベントコード |
2 |
無し |
|
多重定義可 |
開始ポイント |
4 |
親定義によるサンプリング間隔で示す |
継続時間 |
4 |
イベント情報 |
str<=256 |
|
イベントは次のような条件で記述します
- イベントコードのみが記述されていて開始時刻(ポイント)、継続時間(ポイント)数などが記述されていない場合は、そのイベントは、記述されている医用波形全般に該当することを示します
- イベントコードと開始点が記述されている場合は、記述された時刻(ポイント)にそのイベント項目が該当することを示します
- イベントコード開始時刻(ポイント)、持続時間(ポイント数)が記述されている場合は、そのイベントが開始時刻から持続時間で示される期間、そのイベントが継続していることを示します
- 開始時刻が0でかつ継続時間が0の場合
開始時刻と継続時間の両項目が指定されていないことと同等でで、a.で示されている状態と同様に、記述されている波形全体に該当することが示されます。これは、イベント情報の記述が必要な場合に使用されます
- 開始時刻が指定され(0ではなく)持続時間が0の場合
開始点が指定されている場合は、持続時間が省略されたものと見なし、b.と同様に該当時刻にそのイベント項目が該当することを示します
-
イベント情報を記述する場合には次のように"^"を使うことにより、詳細に説明することができます。特に(メーカ名、コード分類、診断名などの)書式を用いることができます
説明は、説明文^コード体系(メーカ名等)^コード又は略称と記述できます
【例】Ventricular Premature Contractionを次のような形で記述できます
Ventricular premature beat^NEC
PREMATURE VENTRICULAR CONTRACTIONS^ LOINC^8646-5
ventricular premature complex ^SCP-ECG^VPC
Premature ventricular contraction ^VSIR^3204
MWF_VAL(42) 値(測定値等)
心拍数や各種計測値などを単位付で記述します
【例】該当時刻に心拍数がある場合
MWF_VAL 心拍数コード(各波形仕様書で規定)
"80^/min"・・・・・・・・・ 心拍数が80の場合
"120^mmHg" ・・・・・・血圧値が120mmHgの場合
MWF_VAL |
データ長 |
デフォルト値 |
記述範囲・備考 |
重複定義 |
66 |
42h |
測定値コード |
2 |
無し |
|
多重定義可 |
開始ポイント |
4 |
親定義によるサンプリング間隔で示す |
値 |
str<=32 |
文字列で記述 |
MWF_CND(44) 記録・表示条件
医用波形を記録した際の条件などを記述します
MWF_CND |
データ長 |
記述範囲・備考 |
重複定義 |
68 |
44h |
記録・表示条件 |
2 |
|
多重定義可 |
説明コード1 |
2 |
|
説明コード2 |
2 |
|
開始ポイント |
4 |
|
継続時間 |
4 |
|
説明内容 |
str<=256 |
|
MWF_SKW(43) 波形変換誤差
A/D変換時に、各チャネル間の時間誤差(時差)を記述します。最新の同時サンプルホールド機能などを持ち無視できる場合は特に記述する必要はない
MWF_SKW |
データ長 |
デフォルト値 |
備考 |
多重定義 |
67 |
43H |
2 |
0 |
nsecで記述 |
オーバライド |
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